これぞ芸人の生き様!熱くなれるお笑いの賞レースを紹介

お笑い

日本のお笑いにはさまざまな賞レースがありますが、その種類は豊富で誰もが知る有名なものからお笑いファンだけが知るコアなものまでさまざまです

そこで今回はさまざまな賞レースとその特徴を紹介し、それらの魅力や楽しみ方をお伝えしていこうと思います

賞レースとは

お笑いの賞レースとはすなわち、お笑いのコンテストです

賞レースごとにネタのジャンル、芸歴、人数、性別といった規制があり、予選から決勝まで行い、優勝者を決めます

賞レースを勝ち抜いた芸人は賞金をもらえるほか、さまざまなメディアに呼ばれる機会が増え、ブレイクできるチャンスの場でもあるのでまさに芸人にとって避けてはなれないものとなっているのです

4大 賞レース

賞レースの中でも特にメジャーと言われるお笑いの賞レースです

この4大賞レースの決勝はテレビ番組でも放送されます

M-1グランプリ

公式サイト→ https://www.m-1gp.com

  • ネタのジャンル…漫才
  • 参加資格   …結成15年以内
  • 優勝賞金   …1000万円

漫才日本一を決める大会で、誰もが一度は耳にしたことがあるほど日本の賞レースの中で最も有名なお笑いの賞レースと言われています

結成15年以内の漫才師が参加し、予選を勝ち抜いた9組と当日発表される敗者復活組の計10組が毎年12月ごろにテレビ朝日系で放送される決勝に進み、優勝賞金1000万円と漫才日本一の称号をかけて競い合います

審査員7名が100点満点で点数を出し合計得点の高い上位三組が最終決戦に進み、もう一本漫才を披露し、審査員が一番面白かったと思う一組に投票し、一番多く票を獲得した組が優勝となります

2001年〜2010年、2015年〜現在までとその歴史は長く、その人気と業界注目度から優勝者はもちろん、決勝に進んだファイナリストになった時点でもブレイクのきっかけとなることが多々あり、ファンにも業界にも注目度No. 1のお笑いの賞レースです

当日復活できる1組をかけて行われる準決勝で敗退した芸人による敗者復活戦や、ファイナリストの密着映像のドキュメント番組「M-1アナザーストーリー」などM-1に溢れるさまざまなドラマも楽しみの一つとして知られています

歴代優勝者

  • 2001年 中川家
  • 2002年 ますだおかだ
  • 2003年 フットボールアワー
  • 2004年 アンタッチャブル
  • 2005年 ブラックマヨネーズ
  • 2006年 チュートリアル
  • 2007年 サンドウィッチマン
  • 2008年 NON STYLE
  • 2009年 パンクブーブー
  • 2010年 笑い飯
  • 2015年 トレンディエンジェル
  • 2016年 銀シャリ
  • 2017年 とろサーモン
  • 2018年 霜降り明星
  • 2019年 ミルクボーイ
  • 2020年 マヂカルラブリー
  • 2021年 錦鯉

この大会は動画配信サイト”アマゾンプライム”と”U-NEXT”で見ることができます

キングオブコント

公式サイト→ https://www.king-of-conte.com/2021/

  • ネタのジャンル…コント
  • 参加資格   …2人以上のユニット
  • 優勝賞金   …1000万円

コント日本一を決める大会で、毎年レベルの高いコントで競い合う毎年注目の有名なお笑い賞レースです

2人以上のコンビ、ユニットが参加し、各地で行われる予選を勝ち抜いた10組が毎年10月ごろにTBS系列で放送される決勝に進み、優勝賞金1000万円とコント日本一の称号をかけて競い合います

審査員5人が100点満点で点数を出し、上位三組がファイナルステージに進み、もう一本ネタを披露し、1stステージとの合計得点の高い1組が優勝となります

2008年から現在まで続く歴史のある大会で、優勝者及びファイナリストはブレイクのきっかけとなる大会ともされており、参加規定も人数だけで芸歴の制限がないので中堅の芸人も参加できる毎年注目のお笑い賞レースです

2021年から審査員が変わり、かまいたち山内、ロバート秋山、バイきんぐ小峠、東京03飯塚と歴代の優勝者に加え、お笑いのカリスマ松本人志が審査員を務めており、各ネタごとの審査員のコメントもキングオブコントの魅力の一つです

歴代優勝者

  • 2008年 バッファロー吾郎
  • 2009年 東京03
  • 2010年 キングオブコメディ
  • 2011年 ロバート
  • 2012年 バイきんぐ
  • 2013年 かもめんたる
  • 2014年 シソンヌ
  • 2015年 コロコロチキチキペッパーズ
  • 2016年 ライス
  • 2017年 かまいたち
  • 2018年 ハナコ
  • 2019年 どぶろっく
  • 2020年 ジャルジャル
  • 2021年 空気階段

この大会は動画配信サイト”paravi”で見ることができます

R-1グランプリ

R-1グランプリ2024
R-1グランプリ公式サイト
  • ネタのジャンル…ピン芸
  • 参加資格   …芸歴10年以内
  • 優勝賞金   …500万円

日本一面白いピン芸を決める大会で、毎年多くの芸人が参加する注目のお笑いの賞レースです

2021年に参加規定とルールが改正され、芸歴は10年以内に制限され、採点方法も点数で採点する方法に変わりました

ピン芸人だけでなく、コンビやユニットで活躍している芸人も参加できる大会で、各地で行われる予選を勝ち抜いた10組が毎年3月頃にフジテレビ系列で放送される決勝に進み、優勝賞金500万円とピン芸日本一の称号をかけて競い合います

審査員7名が100点満点で採点し上位3名が最終決戦に進み、もう一本ネタを披露し、二本目のネタの合計得点の高い1名が優勝となります

2002年から現在まで続く歴史の長いお笑い賞レースで、この大会をきっかけにブレイクした芸人も多数いるなど、芸人のブレイクの登竜門とも言われる賞レースです

4大賞レースの中で最多の開催を誇るR-1グランプリは、コント、漫談、フリップ芸とネタのジャンルが幅広く、色々なネタの戦いは見応えがあるお笑いの賞レースです

歴代優勝者

  • 2002年 だいたひかる
  • 2004年 浅越ゴエ
  • 2005年 ほっしゃん
  • 2006年 博多華丸(博多華丸・大吉)
  • 2007年 なだぎ武
  • 2008年 なだぎ武
  • 2009年 中山功太
  • 2010年 あべこうじ
  • 2011年 佐久間一行
  • 2012年 COWCOW 多田
  • 2013年 やまもとまさみ
  • 2014年 三浦マイルド
  • 2015年 じゅんいちダビッドソン
  • 2016年 ハリウッドザコシショウ
  • 2017年 アキラ100%
  • 2018年 濱田祐太郎
  • 2019年 霜降り明星 粗品
  • 2020年 マヂカルラブリー 野田クリスタル
  • 2021年 ゆりやんレトリィバァ 

この大会は動画配信サイト”U-NEXT”で見ることができます

女芸人No. 1決定戦 The W

公式サイト→ https://www.ntv.co.jp/w2021/

  • ネタのジャンル…特になし
  • 参加資格   …女性のみ
  • 優勝賞金   …1000万円

その名の通り女芸人日本一を決める大会で、Wは、笑い(WARAI)と女性(WOMAN)を掛け合わせたお笑いの賞レースです

2017年に開催された新しい大会女性のみの大会で、各地域で行われる予選を勝ち抜いた10組が毎年12月頃に日本テレビ系列で放送される決勝に進み、優勝賞金1000万円と女芸人日本一の称号をかけて競い合います

AブロックとBブロックに分かれてネタを行い、それぞれのブロックの勝者とブロック敗退した8組の中から視聴所投票で選ばれた1組の計3組が最終決戦に進み、もう一本ネタを行い、審査員による投票を一番集めた1組が優勝となります

参加規定が女性のみという珍しい賞レースで、そのほかのネタのジャンル、人数はバラバラというお笑いの異種格闘技戦のような戦いが見れるお笑い賞レースです

ここで優勝した芸人は多くのメディアに出演権がもらえ、3代目女王の3時のヒロインは、優勝翌年のブレイクタレントランキングで1位に輝くなどブレイクが約束されるので、次にブレイクする芸人を発掘できる毎年大注目のお笑い賞レースです

歴代優勝者

  • 2017年 ゆりやんレトリィバァ
  • 2018年 阿佐ヶ谷姉妹
  • 2019年 3時のヒロイン
  • 2020年 吉住
  • 2021年 オダウエダ

この大会は動画配信サイト”Hulu”で見ることができます

【番外編】バラエティ番組のお笑い賞レース

ここからは、自らエントリーしプロ・アマ問わず参加できる正式な賞レースではなくバラエティ番組の一環として行われているさまざまな賞レースを紹介します

おもしろ荘へいらっしゃい!

公式サイト→ https://www.ntv.co.jp/gurunai/static/omoshirosou2022.html

おもしろ荘へいらっしゃい!は、日本テレビ系列で放送されているバラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」の中のコーナーで、毎年1月1日の0時30分から放送されています

おもしろ荘という架空のアパートの住民に扮した若手芸人が芸を披露し、岡村やゲストたちがネタを見て優勝者を決めるバラエティ番組のお笑いの賞レースです

毎年正月の恒例番組となっており、新年早々次にブレイクする若手芸人を発掘できます

4大賞レースのような緊張感はなく、あくまでバラエティ番組として緩い雰囲気で楽しめますが、これまで横澤夏子やおかずクラブ、ブルゾンちえみといった優勝者がこぞってブレイクしたほか、ひょっこりはん、宮下草薙といった優勝に届かずともブレイクに至るケースも多々あるので、次世代芸人にとってはチャンスの場でもあるお笑いの賞レースです

歴代優勝者

  • 初代   横澤夏子
  • 2代目  流れ星
  • 3代目  ポラロイドマガジン
  • 4代目  おかずクラブ 
  • 5代目  ネルソンズ
  • 6代目  ブルゾンちえみ
  • 7代目  レインボー 
  • 8代目  ぺこぱ
  • 9代目  エイトブリッジ
  • 10代目 ダイヤモンド
  • 11代目 ゆめちゃん

人志松本のすべらない話

公式サイト→ https://www.fujitv.co.jp/suberanai/

フジテレビ系列で不定期で放送されているトークバラエティ番組で、松本人志をはじめとしたお笑い芸人が多数出演し、すべらない話をひたすら繰り返していき最後に松本がMVS(Sはすべらないはなし)を決めるトークのお笑い賞レース番組です

テーブルの正面に松本が座り、それを囲むようにプレイヤーたちが座り、サイコロをふって出目に当たったプレイヤーがすべらない話を披露していきます

出演するプレイヤーは千原ジュニア、宮川大輔をはじめとした中堅の芸人が大半を占め、回によってはニューフェイスとして若手芸人や、芸人以外のプレイヤーが参加することもあります

出演する芸人は自らの話術だけで勝負するというシステムのため、毎回ただならぬ緊張感に包まれており、芸人としての能力が試される唯一無二のお笑いの賞レースです

この大会は特にプロの芸人の能力を実感できる大会でもあります。

身の回りに起こった話をいかに面白く話せるか

簡単なようでとても難しいことを瞬時にできる芸人の凄さを直で感じることのできるお笑いの賞レース番組です

ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ

公式サイト→ https://www.fujitv.co.jp/komakasugite/

フジテレビ系列で不定期に放送されているモノマネバラエティ番組で、オーディションで選ばれた芸人が、通常のモノマネよりもっと細かく披露するモノマネのお笑い賞レースバラエティ番組です

元々は「とんねるずのみなさんのおかげでした」のコーナーの一部でしたが、番組の終了に伴い、2018年にリニューアルし、第一回目として独立した特番のお笑い賞レースとして誕生しました

細かすぎて伝わらないモノマネを披露後に審査員席の落下スイッチにより、足元の床が空いて奈落の底に落とされるという独自のスタイルにより、より切れ味のあるモノマネをたくさん見ることができます

全てのモノマネが終了した後にファイナリストが選出され、再びモノマネを披露し優勝者を決めます

芸能人の細かすぎるモノマネから、日常のあるあるネタ、よくわからない謎のモノマネまで幅広いネタを見ることができ、ここからブレイクに至った芸人も多数いるなど、テンポよく笑えるお笑いの賞レースです

歴代優勝者

  • 第1回 たつろう(LOVE)
  • 第2回 駆け抜けて軽トラ
  • 第3回 岡田直子
  • 第4回 俵山俊(スクールゾーン)

IPPONグランプリ

公式サイト→ https://www.fujitv.co.jp/ippon/

フジテレビ系列で年に2回のペースで行われている大喜利の賞レースで、お台場笑おう会なる委員会が大喜利の得意な芸人を10人招待し、大喜利のNo. 1を決める大会です

出演する芸人は毎回同じではないものの、バカリズム、千原ジュニア、川島明(麒麟)といったベテラン芸人がほとんどです

松本人志がチェアマンを務めるなど、ほとんどがベテランの芸人という他の大会とは異色を放つ豪華なお笑いの賞レースになっています

AブロックとBブロックに分かれて戦い、お題に沿った大喜利を早押しボタンで回答し、戦っていないブロックのプレイヤーが持ち点2点で採点し、満点を取ったらIPPON、ポイント獲得です。

5問行い、一番IPPON数の多い1人が決勝進出、決勝では先に三本とった人の優勝になりなす

オーソドックスなものから、写真で一言、ドラムロール大喜利など多種多様なお題がたくさん出てきて、見ている側も一緒に考えながら楽しめます

この大会で芸人という職業の凄さを再確認できます

瞬時に面白い回答を思いつく頭の回転の速さ、それを何個も思いつく豊富なアイデア、ユーモアあふれる発想とまさに芸人の能力の高さを発揮する、面白くかつ芸人へのリスペクトも生まれるお笑いの賞レースです

歴代優勝者と優勝回数

  • 1位 バカリズム         …5回
  • 2位 堀内健(ネプチューン)   …4回
  • 3位 設楽統(バナナマン)    …3回
  • 4位タイ 千原ジュニア      …4回
  •      秋山竜次(ロバート)
  •      有吉弘行
  •      大悟(千鳥) 
  •      川島明(麒麟)
  • 9位タイ 小木博明(おぎやはぎ) …1回
  •      博多大吉(博多華丸・大吉)
  •      若林正恭(オードリー)
  •      西田幸治(笑い飯)

まとめ

いかかだったでしょうか?

ワールドカップや甲子園同様、芸人たちが熱い気持ちを持って挑むお笑いの賞レースは芸人たちにとって人生をかけた戦いの場なのです

これから賞レースを見る際は、笑って見ることはもちろん、己を信じて戦う芸人の真剣の真剣な姿も一緒に注目するとより楽しめること間違い無いでしょう

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